健康管理システムBe Healthの主な機能を「データ集約」「データ管理」「データ活用」の3つの視点から解説します。
「データ集約」の記事で健診結果がシステムに取り込まれる流れを、「データ管理」の記事では集約・取込後のデータの管理方法についてご説明いたしました。この記事では集約・取込された健診結果をはじめとする健康情報データについて、どのように活用ができるかをご紹介いたします。
データの活用に関する各種機能
データ抽出(検索)機能
Be Healthでは、事業所や部門や職種ごとの絞り込みはもちろん、健診種別や所見有無での絞り込みが可能です。たとえば、「1年前の定期健康診断で、現在A事業所の〇〇部における、検査結果の数値が血圧130以上、BMI25.0以上、問診回答で喫煙習慣ありを回答した人」などの組合せ検索が可能です。また、問診結果や判定結果による組合せ検索も可能なので、様々な切り口から対象者を抽出することができます。
検索キー
- 会社(グループ会社がある場合)
- 事業所名
- 部門
- 役職
- 職種
- 健診年月日
- 健診種別
- 年齢
- 所見有無
- 医師の指示有無
- 就業判定の判定有無
- 検査結果数値
- 問診結果回答
- 判定結果
また、よく使う検索条件はテンプレートとして保存ができますので、各社の産業保健活動にあわせて、柔軟に活用することができます。
以上のように、Be Healthはデータの抽出・検索が得意なシステムです。これは、Be Healthには「健診データ統一ツール」が付属されており、健診データが統一された状態で正確にシステムに取り込まれているからこそ実現できた機能です。健診データ統一ツールについては、「データ集約編」の記事をご覧ください。
出力機能
あらかじめ設定した出力用レイアウトに応じて、csvデータで出力が可能な機能です。
このレイアウトは管理者画面で柔軟に設定が可能です。システム内に一元化された健康情報を、加工が可能なデータにすることで、自分が見たい形でグラフ化する、など加工することができるようになります。クロス分析や組織分析などにより、戦略的な産業保健活動の裏付けとしてのデータを作成できます。
リスクレポート機能
リスクレポート機能は、残業時間と検査結果数値の係数を自社で設定し、掛け合わせることで、フォローすべき従業員をすぐに見つけることができる機能です。
たとえば、「50時間以上残業している人は係数1.5、血圧が140の人は係数1.7」などと設定し、係数を掛け合わせた数値を「リスク値」として表示させることができます。そのうえで、従業員をリスク値順で並び替えてフォロー対象者の選定に役立てることができます。
各社の産業保健の状況によって、係数を柔軟に変更ができるので、注力している施策にあわせて設定が可能です。
面談記録機能・就業判定設定機能
Be Healthは面談内容を記録する画面や就業判定を付与する画面に、健康情報を閲覧することができる機能が備わっております。
上記イメージのように、面談内容を記録する画面では各種健診結果(定期健診以外も)・残業時間・過去の面談記録の閲覧が可能です。面談における必要な情報をシステム画面で確認することが可能なので、面談前に情報を集める必要がなく、準備に時間が掛からなくなります。急遽の面談にも対応が可能ですし、オンライン面談でも活用することができます。
また、就業判定設定画面においても同様に健康情報を一元化して閲覧することが可能です。
このように健康情報を一元管理することで、事前準備という事務作業ではなく、事後措置に時間を割くことが可能です。
まとめ
以上、健康管理システムBe Healthができる「データ活用」に関するご紹介でした。Be Healthはシンプルな操作性と扱い易い形でデータが保管されているからこそ、データ活用の幅が広がります。産業保健活動は各社それぞれの進め方があるので、柔軟さがあるからこそ、既存の産業保健活動の環境整備のお手伝いができます。
また、Be Healthはカスタマイズにも柔軟に対応が可能です。それぞれ各社の産業保健の状況や課題感に応じて、ご提案もできますので、まずはお気軽にご相談くださいませ。
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